

【奥久慈の夕焼け】
横浜から奥久慈へ越してきて1年が経ちました!わたしの住んでいる奥久慈ハウスの周りは稲穂が色づき、ちょうど一年前、初めて見た奥久慈の景色と同じ金色のジュータンが広がっています。その上を赤とんぼの群れが軽やかに飛んでいます。この季節のトンボは「ヒッチコックの鳥」のように、ものすごい数が飛び回っているのです。始めは赤とんぼ、
本当についつい見とれてしまうほど色鮮やかなレッドなのです。すこし時期がずれて違ったトンボが大量に現れます。今は、実り豊かな稲穂の他に蕎麦畑が一斉に真っ白い花を咲かせ、グングン育っています。人の腰のあたりまで伸びた蕎麦の花が風に揺れてうねる、これがまた絶景なのです。

奥久慈の秋の夕焼けがこれもまたすごい!頭の中に交響曲のメロディーが流れてくるような美しい夕焼けの姿なのです。黄昏はあっという間です。夕陽が沈むまでの間が感動なら、沈んだあとはしんみり。ひとつの物語を見ているようでこれもまたいいのです。長年奥久慈に住んでいる人でも、年に数度しか見ることのできないくらい美しい夕焼けは、西の空を南端から北の端までオレンジピンクの美しい色に包まれます。わたしは、毎日違った美しさの夕焼けを見ることのできるこの時期が一番好きなのです。
【初めての下水溝掃除】
こちらでは集落ごとにグループになって(自治会のようなもの)、年に数度下水道清掃と雑草取り、缶拾いが行われます。その際に届く通知には、「下水道清掃、○月△日時間7:30〜、集合場所:例年通り」例年通り????
私は、奥久慈に越してきて慌しくこのような行事に参加したのは実は初めてでした。だから例年通りといわれても、どこに行けばよいのやら・・・・・・。よくわからないまま近所のおばさんに確認したら、今度は「参加しない人は30本の飲み物を持ってくるように」とのことでした。なんだなんだ?というわけで、集合場所もわからないまま、前回参加できなかった分のペットボトルのお茶などを30本用意して自治会長さんのところまで持って行ったのです。
結局、家の前の下水を掃除しながらどんどん下水に沿って進んでいくと、(奥久慈ハウスは丘の上にあるのですが、どんづまりにあるので下水は我家から始まっています。)あるところでみんなと合流するということだったのです。そして、参加できなかった人は掃除をしてくれた人を労う意味で差し入れをするのです。何だ、そういう訳だったのか!今回参加した人は少なくて(ということはたくさんの飲み物が集まったということで)、またまたたっぷりの飲み物をいただいて帰りました。
わたしは忙しさにかまけて、奥久慈ハウスの前の下水掃除をしたことがありませんでした。長いこと意外ときれいだったので気にも留めなかったのですが、実はお隣のおばちゃんが掃除をしていて下さっていたことがわかりました。
先日おばちゃんが腰を怪我して1カ月も入院しており、気が付くとうちの下水溝がカワイソウなことになっていたのです。隣のおばちゃんの温かさに感謝!
このあたりでは、小さな下水溝も汚れているところはあまり見かけません。それは日々のこうした活動のおかげなのです。街暮らしが長かったわたしも、都会のドライな付き合いもそれはそれで気が楽だったのですが、この奥久慈のように、お隣さんや近所の人たちとの密な関わりは、人は一人で生きるのでなく助け合って生きていくという原点を教えられているようで、なんとも温かい気持ちになりました。
© 2006 Farm Grandma Group