
普段何気なく飲んでいたお茶が こんなに奥が深いなんて知らなかった〜。

【新茶さま様!!】
新茶の季節…奥久慈でも家族総出で茶摘みをする光景は珍しくはありません。お茶と言えば静岡が有名ですが、奥久慈!ここにも隠れた名産のお茶地があるのです。たまたま知人から「うちは親がお茶を作ってる」という話を聞き、会社スタッフ一同(といっても三人)出かけてみました。以前お話したように奥久慈は産業が栄えるほど土地面積も広くはなく人口も多くは無い、どちらかと言うと高齢者社会。で〜も、だからこそ凄い!!
ここに来てまたまたその素晴らしい世界が待っていたのです。こじんまりとした緩やかな里の山間をお茶畑が連なり、こんなに奥久慈にお茶畑があったのだと目を見張るものがありました。その山間を分け入って行くと小さな美しい小川の脇に知人の実家がありました。「こんにちは〜!」と家に招き入れて頂いて驚き!!!数々のトロフィーと表彰状がズラリ!!なななんと、知人のお父上様は手揉み茶全国準優勝の名人だったのです。本業は大工さん、頑固一徹を絵に描いたようなお父上様。いろいろ手揉み茶についてお伺いしましてきました。木の種類は「やぶきた」奥久慈の大子地方の山間地で栽培されたものは特にお茶の木に適した土質と気候に恵まれていて、里の畑で栽培されたものより味が濃くて色も良いので昔からお茶が美味しい事で知られています。ただ生産量は多くないので宣伝に力を入れてきていないだけなのです。製茶機の導入が遅かった為、昭和三十年頃までは手揉みはあたりまえでしたが大変な意地と忍耐力を要する作業なので高級茶として扱われ、年々機械化が進む中、手揉み茶の後継者が減ってきているそうです。なので町をあげて手揉み茶保存に力を入れているそうです。
今では茶葉の刈入れも機械が多いのですが、品評会に挑む茶葉においては葉の一枚一枚の大きさ色艶を揃え、手作業で爪で傷つかないよう丁寧に収穫されます。少しでも爪跡がつくとすぐ酸化して茶色くなってしまうそうです。だから手揉み名人を支えるまわりの家族も一致団結して神経使うのでそれはそれは大変な作業!葉が蒸されたらそこからは手揉み士の意地と根性と汗と涙の???ではなくて、腰の折れるひたすら忍耐のいる手揉み作業が始まります。ほどよい温かさがある焙炉(ほいろ)の上で茶葉の水分を蒸発させるために八時間の飲まず食わず休む事無く茶葉と向き合うわけです。そうして出来上がった手揉みのお茶は、糸や針くらい細く長さも細さも色艶も一律でお湯を注いだ時に、色が薄くて味が濃いみる芽香の香り豊かなものにしあがらなくてはなりません。ちなみに日本第一位の名人の受賞茶葉は、1kg百万円です!
出来上がるまでの行程も目まいがしますが、お値段も気を失いそうです。お話の間、準優勝の手もみ新茶をごちそうになりました。スタッフ一同皆驚異におののいたのは言うまでもなくそれは香しい素晴らしいお茶で、上品な色なのに鼻に抜けるような深緑や花の香りを思わせるなんとも言えないまろやかで味わい深い心身共に癒しの世界に包まれたようなお茶でした。なにげなく行ってみた民家には、凄いお宝とそれを守り受け継ぐ人の心意気があったのです。奥久慈には、隠れたお宝がいっぱい!!またまた感動は大変な励みとなった一日でした。素敵な出会いにありがとうございました‥‥。
※今回パック便に入っております奥久慈茶は、この手揉み名人の茶葉です。もちろん品評会で入賞したウン万円のものではありませんが、今となっては珍しい手揉みでつくられた稀少なお茶です。お茶は水質の影響を大変受けやすいので、ミネラルの入っている水は避け、何も入っていない軟水を使用し湯温は低めの80℃程度がよろしいようです。
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